IP電話とはインターネット回線を利用した電話サービス。
通信プロトコルIP(Internet Protocol)技術を利用し、従来の電話網の代わりにADSLや光ファイバーなどの「IP網」を経由して音声をやりとりするため、インターネットの常時接続と同じように同一プロバイダ内での通話が無料となるサービスもあります。
信号と音声の変換にはVoIP技術を使用したVoIPアダプターを利用しています。
ADSL網を利用したIP電話は「050」からはじまる専用番号での利用となり、一般電話の代替としてよりも併用することで拠点(支店)間の通信コストを大幅に下げるメリットが大きいといえます。
それに対し光ファイバー網を利用した「ひかり電話」は音声の品質も高く、従来からの電話番号がそのまま利用できることから、従来の一般電話の代替になりえます。ただしひかり電話では「IP電話」での最大のメリットだった同一プロバイダー間の通話無料などのサービスは一部大規模ビジネス向けサービスを除くと無くなってしまっています。かわりに通話料は全国一律となるため、たとえば全国を対象にした企業などではコストダウンが期待できます。